水素水はアンチエイジング効果がある?ない?活性酸素を減らすには

「アンチエイジング」は美容を特に意識している女性の方は美肌効果や美白効果を期待していたり、健康を維持したりすること、という概念が一般的です。近年ではアンチエイジング効果があるとして「水素水」が有名ですが、積極的に取り入れている方もいれば、効能効果に疑問視している方もいるのではないでしょうか。

そもそもアンチエイジングでは体の中で今現在何が起きている、どのような仕組みなのかなど詳細をご存知ですか?

今回は、アンチエイジングが身体にとってどれほど重要なのか、水素とアンチエイジングの結びつきについてご紹介します。アンチエイジングに興味のある方はぜひ参考にして下さい。

1. アンチエイジングとは?

 

「アンチエイジング」は英語でアンチ(Anti)「対抗する」、エイジング(Aging)「老化」及び加齢」という意味です。つまり、アンチエイジングは「老化や加齢に対抗する」という言葉を指します。アンチエイジングというと肌などの美容をイメージする方もいることでしょうが、肌のシワやたるみなどの最もたる原因は「加齢」です。

加齢は美容だけでなく、寿命や細胞の老化など生きるための健康面にも大きく影響します。日本抗加齢医学会などのアンチエイジング医学では、アンチエイジングで動脈硬化やがんなどの加齢に伴う疾患の発症確率を低下させ、より健康効果を出すための医学研究が進んでいます。

1-1.アンチエイジングの基礎概念

年を重ねると人間は老化していきます。「気が付いたら老け込んでしまった」と感じている方もいるでしょう。実は、老化現象は以下2つのことが大きな要因で始まります。

  • 活性酸素(体をサビさせてしまう原因)などによる細胞膜の酸化
  • ハリや艶など若さを保つためのホルモン分泌の減少

活性酸素やホルモン分泌の減少に伴い、少しずつ老化現象が起きることで気が付かないうちに老化したように思えてしまいますが、日々体の中で老化は進んでいます。もしも、間に老化現象が起きない場合どのようなことが起こるのでしょうか。

  • 加齢に伴う病気にならない
  • 加齢が原因で死なない
  • 見た目が変わらない

つまり、アンチエイジングには健康維持効果や美容効果などがあり、元気で若々しい体を保つために必要不可欠といえるでしょう。

1-2.水素水はアンチエイジングに効果あり?

さて、そんなアンチエイジングですが、「水素水がアンチエイジングに良い」という宣伝を聞いたことがあるでしょう。

水素水は、水素分子のガスを溶解させた水のことを指します。2007年の米国医学雑誌「Nature Medicine」に水素が活性酸素を除去する働きが期待できると論文が発表されて以降、多くの研究チームが水素とアンチエイジングについての研究を行っています。

日本老化制御研究所でもマウスや人間を対象に、水素ガス吸引や経口摂取治療でメタボリック症候群や糖尿病、肝がん患者への抑制効果を研究していると発表がありました。この水素が持つ活性酸素除去が「水素水=アンチエイジング効果」として広く知れ渡るきっかけとなります。

水素や水素水のアンチエイジング効果が確かか否かについてご紹介する前に、水素が人間の体にもたらす果・水素と酸化作用の関わり・活性酸素と老化との関係をご紹介します。

2. 活性酸素の「老化との関係」と「発生抑制方法」

まずは、人間の体に有害だといわれている「活性酸素」からご紹介します。活性酸素は、「物質を酸化させる力」が活発な酸素のことです。活性酸素には、「善玉活性酸素」「悪玉活性酸素」の2種類があり、必ずしも人体に有害なわけではありません。

〇善玉活性酸素
善玉活性酸素は、 高い反応活性により体内の細菌・ウイルス、有害物質などを撃退する作用があります。免疫力を高めたり、体内における酵素の働きを促進する作用があるため、生命維持に必要不可欠な酸素です。

〇悪玉活性酸素
悪玉活性酸素は強力な酸化力を持った酸素で、多量に取り入れて活性化すると、酸化で鉄がさびるように細胞を酸化させる作用があります。細胞の酸化=老化させることで、筋力の低下や病気、シミ・たるみといった老化症状を引き起こす有害な酸素です。

2-1.活性酸素によって老化する仕組み

(引用元:健康長寿ネット/https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/rouka/sanka-sutoresu.html

 

活性酸素を増やす因子は、実は身の回りにたくさん存在していることをご存知でしょうか。その中でも、人間の生命活動に必要な「酸素」の一部から作られる活性酸素は、多量に発生しているといわれています。

体内に入った活性酸素が細胞を傷つけたり死滅させることにより、LDLコレステロールの酸化、血管の老化促進、促進細胞膜の脂質の酸化などが起こります。これにより、本来行われる「栄養と老廃物の出し入れ」が、スムーズが行われなくなります。

  • ストレス
  • 紫外線
  • 慢性炎症
  • 激しい運動
  • 食品添加物
  • タバコ
  • 多量飲酒 …など

活性酸素が増加する要因は上記のように様々です。生きるために酸素を必要とする以上、活性酸素をまったく体内に取り入れないことはできません。そのため、生き物の体が歳とともに老化することを完全に阻止できないのが現状です。

 

2-2.活性酸素を減らす方法

活性酸素の生成と消去のバランスが崩れると酸化が生じるため、活性酸素が多量になり老化や病気を招き起こします。 活性酸素を抑制するためには、発生要因をできるだけ避けながら、活性酸素を減らす生活を送る必要があります。

 

  • 適度な運動を習慣化にする
  • 肌を焼くなど日光に当たりすぎない
  • バランスの取れた食事を習慣化する
  • 十分な睡眠をとる

しかし、要因を避けるだけではなく、「抗酸化物質」を増やして悪玉活性酸素対抗する方法でも、老化を抑制する効果があります。

2-3.抗酸化物質を増やす方法

活性酸素を体内から完全に無くすことはできませんが、「抗酸化物質」で活性酸素の働きを抑えることができます。抗酸化物質には細胞の損傷を予防したり、遅らせたりする作用があるためです。この抗酸化物質は食品により体内に取り入れることが可能です。

普段の食事に、以下のような食品を積極的に取り入れることで、悪玉活性酸素の抑制が期待できます。

ビタミンC
  • パプリカ・ブロッコリー・青菜類などの緑黄色野菜
  • いちご・かんきつ類などのフルーツ …など
ビタミンCは水溶性なため熱に溶ける性質があります。そのため、生で食べると良いでしょう
ビタミンE
  • ひまわり油・やし油・べに花油などの植物油
  • ごま・アーモンド・ピーナッツなどの種実類 …など
ミネラル類
  • わかめ・のり・昆布などの海藻類
  • 納豆
  • 牛肉
  • うなぎ …など
ミネラルは、熱には強く水に溶けやすい性質なため、蒸して食べるか、煮汁ごといただくのがおすすめです。
ポリフェノール
  • りんご
  • 赤ワイン
  • コーヒー
  • 緑茶
  • 紅茶 …など
コーヒーやお茶は、ペットボトルよりも淹れたての方がよりポリフェノールを多く含みます。
カロテノイド
  • パプリカ
  • トマト
  • ほうれん草
  • みかん …など

3. 水素を使ってアンチエイジングに取り組もう!

活性酸素を抑制するためには、日々の生活習慣を改善する必要があります。しかし、慣れ親しんだ習慣を変えることは容易ではありません。

さて、ここで取り上げたいのが文頭でご紹介した水素を含んだ水である「水素水」です。水素水には様々な解釈があり、「アンチエイジングに効果がある」「ない」と賛否両論の声があります。
近年の研究の中では水素原子を「活性水素」と呼び、水素分子を高濃度で溶解させた水素水を体内に取り込むことで水素分子が体内に自然発生し、活性酸素を消滅させるという説が唱えられています。

ただ、そもそも水素分子自体、自然発生以外で体内に残留しないといった声や、水素原子は例え体内で発生したとしても体に取り入れられにくいという研究もあります。販売から体内に入るまでの長い時間充填できるのかといった疑問が残ります。

しかし、水素自体のアンチエイジング効果を否定することはできません。上記の課題をクリアして、より信頼性の高い商品を厳選していくためには下記のポイントを考慮すると良いでしょう。

  • 密封率の高いアルミパウチ式水素水を選ぶ
  • 飲む前に水素を発生させるタイプの水素水を選ぶ
  • 実験データや根拠が提示されているメーカーの商品を選ぶ

密封性の高いアルミパウチ式は、充填時に水素が漏れることを防ぐことが可能です。実際にデータを計測すると水素水を口にする直前には水素量が含まれていない物もあります。実験データが多く発表されていたり信頼性が高い商品を選ぶようにすると良いでしょう。さらに、水素を発生させるスティックや、水素水生成器を使用すれば、飲む直前に水素を発生させることができます。

まとめ

いつまでも健康で若々しい体を保つには、活性酸素を減らして抗酸化物質を体に取り入れることが重要です。
水素水は、食事よりも簡単に抗酸化物質を取り入れることができるため、生活習慣の改善とともに健康維持のために取り入れてみると良いでしょう。

アンチエイジングの分野の研究は日々進歩しているため、老けずに寿命が長くなるというような未来が来るのかもしれません。