市販されている水素水の種類|生成方法・商品によって何が違うの?

巷で話題の「水素水」ですが、ひとくちに水素水といってもさまざまな種類があることをご存じでしょうか。

水素水とは、一般的には「水素分子が溶け込んだ水」のことを指します。どのように水素分子を発生させるのか、その生成方法にはいくつかの種類があります。形状や用途などにより、水素水の種類を分類することが可能です。

「なんとなく水素水が気になっている」という方は、まずは水素水についての理解を深め、自分に合う水素水の選び方を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。今回は、市販されている水素水の生成方法の違いや種類について、分かりやすくご紹介します。


1.水素水の生成方法

市販されている水素水は、生成方法によって3つのタイプに分けられます。

 

・電気分解タイプ
・化学反応タイプ
・水素ガスをそのまま溶かすタイプ

 

まずは、水素の発生方法にどのような違いがあるのか・それぞれの特徴について解説します。各タイプが採用されている製品についても確認していきましょう。

1-1.電気分解タイプ

水に電圧をかけ、電気分解(電解)によって水素を発生させる生成方式です。これは、水に電圧をかけることによりマイナス極で水素が発生する「水の酸化還元反応」を利用したものです。マイナス極室に、微量の水素が発生し、水はアルカリ性になるという特徴があります。

 家電量販店などで販売されている家庭用の水素水生成器では、主にこの電気分解タイプが採用されています。このタイプはかつて電解還元水器と言われていたものです。電圧を上げることで水素濃度が上がります(0.2~0.4ppm程度)が、同時にアルカリ度も上がり、飲用に適さない(PH9以上)になる場合があります。

1-2.化学反応タイプ

化学反応タイプは、カルシウム・アルミニウム・マグネシウムなど他の成分を使って、水と反応させることで水素を発生させて、水素水を作る方法です。

スティックタイプの水素発生素材を水に入れておくだけで水素水ができるため、手軽な生成方法として飲む水素水のほかに、サプリや入浴剤としても製品化されています。使い終わったスティックは繰り返し使用でき、低コストであることも特徴です。しかしながら、水素濃度は非常に低く(0.1ppm程度)時間もかかります。水素水の恩恵に受けるには物足りなさを感じるでしょう。

※水素水には濃度の定義はありませんが、0.8ppm以上のものを飲むのが良いとされています。

1-3.水素ガスを溶かすタイプ

充填方式は、水にそのまま水素ガスを溶かす方法です。工場で水素ガスを水に充填し、中身を真空状態にした水素水の商品として流通しています。充填時に1気圧以上の高圧下で充填すれば、水素は飽和濃度(1気圧、20℃で水素の飽和濃度は1.6ppmです)以上に水に溶かすことができます。例えば2気圧下で充填すれば、3.2ppmといった具合です。

スーパーや薬局などで市販されているパックタイプ(専用ボトルやアルミパウチ)の水素水は、この製造方法で生成されているケースが多いようです。 充填式水素水は完成した状態で販売されているため、機器やスティックなどを買う必要が無く、飲みたい時にさっと飲めるメリットがあります。

デメリットは製造日から徐々に水素が抜けてしまうこと。水素は小さく、小さな隙間でも抜けやすく保存に向かないのです。